2024/06/13 15:27
ナット・ファレーのルーツ「サンソー」へのこだわり
南アフリカ シモンズバーグ山脈の麓、ワインランド(ステレンボッシュ、パール、フランシュック)の中心部
に位置する家族経営のワイナリー。農場自体は設立から 300 年以上の歴史があり、過去には優秀なワインやブ
ランデーを輩出。1969 年に現当主のミルナー家がワイナリーを購入した後は、ワイン造りを止めて、27 年に渡
り競走馬を飼育してきました。2005 年、醸造家のアレクサンダー・ミルナーがワイン造りを再開。ワイナリー
としてナット・ファレーのルーツに戻ることを決意し、いち早くサンソーに着目してきました。
南アフリカ産サンソーのパイオニアとして、「サンソー・コレクティブ」と題したワインを発表。
昔ながらの
醸造方法に拘ったファイン・クラフトワインを造り続けています。
※Natte Valleij = Wet Valley (湿った谷)を意味。
醸造家:アレクサンダー・ミルナー(Alexander Milner)

2004 年にステレンボッシュ大学を卒業後、南仏※ドメーヌ・ド・トリエンヌ(Domaine de Trienne)にてインタ
ーン、研鑽を積む。
帰国後、サンソーに特化したワイン造りをスタート。元プロサイクリストのアレックスは自
転車に乗り、地域に散在するサンソーの畑を発掘するために膨大な時間を費やしてきました。
※ドメーヌ・ド・トリエンヌ(Domaine de Trienne)
ブルゴーニュ屈指の生産者「ドメーヌ・デュジャック」のジャック・セイスと、DRC のオベール・ド・ヴィレーヌがタッグを組み、
南仏プロヴァンスに設立したコラボワイナリー。
樹齢の高いサンソーを使用したロゼワインも有名。
「今後最も期待される 10 人のワインメーカー」
2015 年には「今後最も期待される 10 人のワインメーカー」として、「クリスタルム」のピーター・アレン・フ
ィンレンソンや「サヴェッジ」のダンカン・サヴェッジと共に南アフリカの経済誌に紹介されています。
プロヴァンスでの収穫とロゼワインの醸造を経験し、“南アフリカ・サンソーのパイオニア”として注目される
アレックスのワインは北米、イギリス、ヨーロッパ諸国など、世界中で高く評価されています。